ユーフォニアムマジすか学園
響け!ユーフォニアム、人気ですよね。
1期の頃から「スゴイな~」とは思っていたのですが、好きなアニメか?と聞かれるとそうでもないというのもまた感想。
「けいおん」の頃は、マンガちっくで滑稽なキャラクターと、細部にこだわった絵と演出のコントラストで、なぜか強く存在感を感じるところが面白く感じられたのに対し、ユーフォニアムは逆で、しっかりしたキャラクター、より迫真の絵が組み合わさっているにも関わらず、なにか空虚な感じがするんですよね、ああ絵がスゴイな、マンガだな、いかにもいい感じに(思えるような)セリフ喋らされてんな、みたいな。
はい、ここ感動するところですよ~ はい、ここ萌えるところですよ~ 的な釣り針が見えやすいというか…(※オルフェンズにも感じるトコロ)
たぶん自分は、キャラクターの気持ちが、こうあからさまにシナリオですよ~台本ですよ~ みたいな話が嫌いなんだろう。
で、マジすか学園を思い出した。AKBがいっぱい出てくるヤンキー学園ドラマ学芸会。「一番になるよ!」ってなんで一番なのかよくわからない。
これは、ものすごいできの良いマジすか学園。響け!ユーフォニアムはなんだかそんなふうに思える。
※追記
思うに、アニメというものは「引き算」も重要なところがある。過剰な書き込みは素晴らしいが浮き上がらない。見たいものだけを見せることがやりやすい分野だ。カメラマンがやたらボケにこだわるように、カメラで撮る以上いらない要素を消し去るには限界があるが、絵ならやれることは格段に多い。どうもそのあたりやストーリーも含めてコントラストが薄い気がするのだ。ものすごく凝った薄味の料理と言おうか。
まさかの瞬速引退キャンピングカー生活
早っ!
というべきか、四ヶ月も頑張ったなんてスゴイ!という気もする。理由は過去にも書いた。
で、走行距離は5500kmらしい(免許取ってから)。
まだ運転怖いらしい。じゃあ、運転怖くなくなるにはどれぐらい走るべきか?それについても過去に書いた。
別に彼自身を批判するつもりなんかない。
俺の予想スゲー!、考え当たってた~、自己分析正解だったやんけ、と満足できるネタを体当たりで実証やってくれた(本当は自分でやってネタにすべきなんだろうが自分の予想では悲観的だったのでやってない)という事にありがとう、だ。
これ「高床式市場」だって言っとけば安心させられると思うのだが、そういうのが文系に求められる才だろ。
もうこういうのは、科学的に安全とかそういう問題じゃなく「穢れ」があるかどうかってハナシなので、それを大丈夫です、っていうには、どっちかいうと求められるのは文系の才。そういう意味で理系不足なんじゃなくて高位文系不足だなと思う。
「穢れているのは土なんです!土から離したこの場所では腐海の菌類も毒を出さないんです!」とかナウシカ風に説明するとか、そういうの。
昔の偉い人は大仏立てたりしただろ。同じ建築でも「神聖な外観」「ありがたみのある外観」をしているだけで安全な気がするだろ。そういうの。
大阪市の焼却場は当時アホかといわれるほど遊園地USJなデザインだったが、このソーシャルネット時代ではあれでクリーンなイメージだとして評価されている。
ムスカじゃないが「バカどもには良い目眩ましだ」という目眩ましは必要なんだよ。
軽トラ、用途によりけり
イケハヤさんがクルマブログになってる…ちょっとカンドー。
軽トラってのは、かなりマニアックな部類で実は同じキャリィでも4WDでもミッションだけでなく色々あんのよ。
ここで重要なのは、下の方にある動力伝達装置とギアレシオ。
本当にスタックするようなぬかるみを走行したことないとわからないと思うけど、目的によって本当に色々アンのよ。それでいてオールマイティーな答えがない!そこが難しい。
泥道でのスタックは、基本的にタイヤが大事。
軽トラの場合、どれぐらい荷物を積むかによっても変わってくる。
イケハヤさんは泥道のスタックを気にしているようだが、その点で行くと、3ATはたしかに燃費も悪いし、加速も悪いし、重い荷物を載せた際の痛みも激しいから軽トラとしては避けられがち。
しかし未舗装の泥道をゆっくり走る、というだけならトルコンというのは実に良い働きをしてくれる。非力なエンジンをMTで走らせるにはそれなりの技量が必要だし、クラッチも痛む。
副変速機付きウルトラローでも、メーカー標準のMTでのマッドクローリングは難しく、2:1のウルトラローでは不足で、トレイル用なら4:1、競技用になれば100:1なんてものもある。
この場合の用途で必要なのは「エンジンのパワーバンドを維持したまま、歩くより遅く、できれば3000rpmで最低時速は1km/hぐらい。遅ければ遅いほど良い」が欲しいのだ。
通常の乗用車だと、エンストしないパワーバンドが出る1500rpm以上で、10kmより遅く走るのはじつは難しい。ウルトラローが付いていてやっと5kmぐらい、軽トラなら3kmぐらいいけるかな?
これをカバーしてくれるのがトルコンだ。エンジンを回してもクラッチよりはるかに滑りつつ動力を伝達してくれるので2000rpmぐらい回せる。もちろんトルコンオイルは痛むがスタックよりましだ。
AGSなどクラッチを一瞬で焼くだろう。軽トラにはこれを助けてくれるマッドテレーンタイヤも付かない。自分でチェーンのようなマッドカバーを付けるのが普通だからだ。
道がないイケハヤランドの足として使うためで、AT免許で、荷物が少なく、未舗装路メインでスタックを気にするならば、この場合3ATの4WDがベストチョイスだったと思われる。
とにかく、貴重な資本をこんなに目的を絞らず変わったチョイスに投入して本当にイケハヤランドは完成するのだろうか…
彼は失敗すると思うけど、この方向性は応援したい。
イケハヤさんが未開の地を買って「イケハヤランド」みたいなのを作ろうとしているらしい。クルマ選びから草刈機にいたるまで、全部最初からやらなくてもわかるでしょうという失敗を全力で体当たりして実体験してしまうあたり(しかも移住してそこそこ経つのに)「これが若さか…」という感じですが、これからの田舎のあり方として方向性としては応援したいのです。
これから限界集落を含め、いままでは経済成長でなんとかなってきたが、今後は難しいという土地が増えると思うのです。難しいというのは、上下水、電気、道路、通信(郵便含む)、教育、医療という最低限のインフラを行政が責任をもって整備くれるエリアがだんだん狭くなる、いや狭くしていくべきだろうということです。田舎のポツンとあるような家に住んでいても、とりあえず電気はあって、そこまでの道は最低限ながら整備され、学校には通え、救急車は時間はかかるかもしれないけど来てくれる、数ヶ月に一回でもくみ取りには来てくれる、そういう体制があったから貧乏でも一応田舎に住むことができていたわけです。これは目には見えないけど大変な一人あたりコストです。集まって住んでいれば一人あたりのコストが下がるのです。こういうコストを負担できる余力がなくなっていく、というのがこれからでしょう。
しかし、そういうインフラがなくても、自力で道を作り、維持し、移動手段を確保し、水は井戸や川など、下水は自力で流行りのバイオなんとかでも肥溜めでもやりくりし、電気は工事代を負担して引いたり、流行りの自然エネルギーオフグリッドでもいいし、学校や病院は自力でそこまで移動できる体制を確保し、通信も無線でも有線でも自前で費用を負担して整備する、治安すら自警する、そういう「自前の体力、財力、インフラ整備力のある人間」もしくは「インフラを必要としない人間」なら住んでもいい、いやそういう人しか住めない土地が限界集落から「行政外区」になっていくしかないのかなと思っています。
その代わり、行政外区に住むということは税金の恩恵を受けないということでもあるのだから、その分安くする、自由度が上がるといったトレードオフになるでしょう(ドローン飛ばし放題、小型飛行機からクルマまでナンバー無しでやり放題とか)そういう社会になったとき、果たして自由を求めて人は外区でやっていけるのか? そういう実験として彼の試みは興味をそそられます。
ただ、彼は失敗すると思いますが。