「BANANA FISH」アニメ化、面倒事は避けたほうに行ったか。

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バナナフィッシュアニメ化、聞いた瞬間「無理やろ」と思っていた。やはりそうなりましたか。

今TVでやるにはあまりにも作り手に「面倒事が多すぎるから」、タバコ、同性愛、ドラッグ、暴力、差別、戦争、思想、etc…これら山盛の中で、でも抜いたら何も残らない。それでも面倒事に挑んでやる覚悟があるのなら、それは大したもんだ…と思っていた。

これら大量に試される作品なので、そんな原作に挑んであえてやるというのは、どうするのかワクワクしていました。

が、結局面倒は避けて、ネームバリューだけ利用した美少年モノで終わる予感。残念。まあ昨年のACCA13課ぐらいのところに落ち着くのかな?。

漫画の映画化が、「とりあえず画面出した時点でギャグになる」ところからシリアスをやるのに大変な労力と面倒事が待ち構えているように、

「古い漫画のアニメ化」が、今TVで許されない表現テンコ盛りにどう労力を使うのか、が試されるポイント。ゴルゴ13も微妙に実在国家のテロとか中国とか絡む時事話は避けていたからね。ゴルゴの場合はまあ大量のエピソードがあるから可能だったし、ゴルゴの魅力の時事ネタがないことでアニメ化しても魅力は半分といったところ。

古い漫画は「当時からやっていた」ことが最大の切り札。それでも今のメディア締め付けの厳しさの中で新規商業コンテンツにするならまあちょっとやそっとの覚悟では越えられないよね。どうやっても。