モリもカケも

モリもカケも、学校を作るとなったらなんだかんだでそれなりにお金がかかるだろうから、それ範囲の金額のレベルで国家がどうこうと言っているのはあんまりおもしろくない。

それよりも、教育勅語をオウムのように暗記するだけの学校や、せいぜいペット病院の看護師ぐらいしか育成できそうにない学校に、費用が費やされることの方に憤慨する要素がある。

文系の学校であれば、それこそ政権の転覆を図り、国家再構築を図れるレベルの人材を排出し、過去であれば科挙に合格する政治人を育成するとか、

獣医であれば、すでに農学部を擁し、あまたの生き物を研究し、生育し、医学部まで併設している国立大学が四国には2つもあるのだ。なんせ生き物を扱うとなれば、飼って養育し、繁殖し、死体の処分、解剖、研究施設、薬品の取扱、疫学、もう膨大な付帯作業が発生するのだ。図書館と教室と先生がいればできる塾に毛が生えたような学校では無理なのだ。これらを一から構築するなんてムダはあまりに大きい。すでにそれらについて膨大な経験と施設を持つ学校に追加するならわかる。

ましてや需要は産業医なのだ。すでに畜産業界に膨大なコネクションと実績を持つ農学部がある学校でなければまともに機能させるまでが大変だ。

モリもカケも、そういった学校を設立できそうにはとてもみえないし、そこまでやるなら土地代ぐらいでオタオタするようではとても期待できない。

こんな学校を設立のために公文書を改ざんしたり、忖度したり、大臣の進退や、官僚の自殺までしているということが、あまりにリスクとリターンが釣り合わない。コスパが悪すぎる。「無駄無駄無駄無駄ムダぁ!人も金も信用も無駄遣い過ぎる!」ってことに憤慨する。ネズミ一匹のために大山鳴動しているってのがね。あまりに情けなさ過ぎて…。

そういった方面から追求する報道を望みたい。