痴漢を減らすたったひとつの冴えたやりかた

また路線立ち入りで電車遅れ…

痴漢はあかん。

どこかの本で読んだが、痴漢は性的な目的よりも一種の病気、万引きのような感じらしい(ソースあとで探しておきます)なので「撲滅」といっても「痴漢する習性がある人間を消滅させる」というのは難しい。それは「今すぐ人類に叡智を与えてみせろbyシャア」問題だからだ。

しかし、犯罪を減らすには「犯罪を誘発する環境をなくす」のがいちばんの近道だと何かの本で読んだ(これもソースあとで探しておきます)。

痴漢を誘発する環境、それはわかりきっている「満員電車」である。

あと痴漢のターゲットになりやすいのは「制服を着た女学生」である。

東京で驚いたのは電車通学の学生の多さだ。僕らの地元では電車通学は僅かだったからだ。

満員電車をなくすのは難しい。

企業にたいして「時差通勤」を呼びかけても、チキンレースで「誰がやるか」だ。本来なら官庁がまっさきにやればいいのだが。また企業は多様だ。

ならば?

簡単に官庁が命令を出せて、ほぼ全国一律の時間で動いている機関がある。

「学校」だ。

全国の中高の始業時間を1時間遅らせれば良い。

9時半ぐらいになれば、もうだいたいの路線はぎゅうぎゅう詰めは解消されている。

というか9時の列車だと間に合わないので、8時45分を過ぎると電車内は空き始める。

こうなると、もう痴漢は難しい。

10時過ぎだと、また混雑したりするのだが。9時~9時半ぐらいが一番空いているかもしれない。列車の運用の関係で列車が多く人が少ないからだ。1限目をズラして2限目の時刻からスタートにすればちょうどこのあたりが概ね通学時間になる。

他にもメリットが有り、どこかで読んだが、第二次性徴期を迎えた若者は朝起きるのがツラく、集中力が出ないので朝早くから起こすと勉強の効率が悪いという科学的調査結果もあるらしい(これもあとでソース探しておきます)

だいたい学生時分は夜更かしして朝起きられないのは多くの人が実感あるだろう。

中高生になれば、親が出勤した後で鍵閉めて出るぐらいの自立は出来るだろう。

さらに、電車通学の学生がずれれば、満員電車の緩和にもなる。夏休みになって「空いているかな?」と思う社会人も多いだろう。企業に呼びかけるよりはよっぽど簡単だ。

さらにまだある。ブラック部活の削減だ。

最終下校時間まで遅らせるのは、下校時間の本来の目的からして認められないだろう。

授業時間が後ろにずれれば、部活の時間は減る。

始業時間が遅れているので、先生の労働時間は減る。

9時半出勤、6時終業は拘束9時間を切り、労働時間改善としても申し分ない。先生が9時に来ても休憩時間を入れれば法的には問題ない。

もちろん、実際にやるとなったら、それなりに様々な問題は出てくるだろう。

しかし、その他のやりかたに比べれば、メリットが多く、デメリットが少なめで、影響範囲も含め、行政の号令が効きやすく、ずっとやりやすいと思うのだ。

ふと思いついたので書き留めた。