眩しい
ブルーインパルスによる感謝飛行の様子✈︎✈︎#航空自衛隊 #ブルーインパルス #敬意 #感謝 #医療従事者にエールを #スカイツリー #浅草 pic.twitter.com/meuDYqgnhb
— 防衛省 航空自衛隊 (@JASDF_PAO) 2020年5月29日
ブルーインパルスが東京都の都市部上空を飛行するというショーがあった。
全然知らなかったのだが、たまたまツイートで知った。たまたま外に出ていたので「いないよ」とおもったら、そのあとに通過していった。
おもったより静かだったし、天気の良さもあって、たしかに飛行機の軌跡というのはきれいだったと思う。
不思議だったのは、この政治ショーをわりと素直に絶賛するツイートが溢れたことだ。言ってみれば飛行機がまっすぐ通過しただけだ。それなのにそのバックグラウンドの政治的メッセージを素直に受け取り、素晴らしいと感動できるというメンタリティの人たちがこんなにいたのか~という驚き、
また一方で、税金の無駄遣いだとか右傾化の象徴という反発の声もあった。これまた今の世で素直に反発できることも驚きだった。たかが旧式の練習機が危険な飛行をするわけでもなくまっすぐ通過しただけだ。
どちらも、世の中や生きていることが好きで、世界を良くしたいみたいなことを素直に考えていないとそう思えないだろう。
とてもまぶしい。こんなきれいな心のタイムラインは俺には眩しすぎるんだ(スレッガーみたいな)
俺の脳内では、まあきれいだね、ぐらいで、旅客機でも大差ないやろぐらいの感覚だった。全然刺激が足りない。
シン・ゴジラなら、ゴジラのしっぽをみて騒いだあと、何も起きんかった映画であり、パトレイバー2なら序盤の消失で終わりである。
脳内のシナリオライターだと、ブルーインパルスが低高度でスカイツリーを編隊ターン、隅田川上空を飛んで聖路加病院を大音量で通過、豊洲のタワマンをスラロームして一機が激突、タワマン上部のコンドミニアムを吹き飛ばし、大惨事。
国会は大騒ぎ、航空幕僚長、防衛大臣は即座に首が飛び、内閣まで吹き飛ぶ、
・ブルーインパルスが都市上空を派手に飛び、
・ブルジョアの象徴たるタワマンが弾け飛び、
・そしてそれを主導した権力も吹き飛ぶ。
これぐらいの派手な連鎖プレイがあれば「最高のショーだとおもわんかね!」と思わずムスカ節でテレビの前で拍手しただろう。
うん、なんだ、これぐらい荒んでいる人がもっともっと世の中にいるかと思ったが、地獄のツイッタランドですら、空気は随分浄化されてしまっているらしい。
眩しい。