ユーフォニアムマジすか学園

www.gamehuntblog.com

響け!ユーフォニアム、人気ですよね。

1期の頃から「スゴイな~」とは思っていたのですが、好きなアニメか?と聞かれるとそうでもないというのもまた感想。

けいおん」の頃は、マンガちっくで滑稽なキャラクターと、細部にこだわった絵と演出のコントラストで、なぜか強く存在感を感じるところが面白く感じられたのに対し、ユーフォニアムは逆で、しっかりしたキャラクター、より迫真の絵が組み合わさっているにも関わらず、なにか空虚な感じがするんですよね、ああ絵がスゴイな、マンガだな、いかにもいい感じに(思えるような)セリフ喋らされてんな、みたいな。

はい、ここ感動するところですよ~ はい、ここ萌えるところですよ~ 的な釣り針が見えやすいというか…(※オルフェンズにも感じるトコロ)

たぶん自分は、キャラクターの気持ちが、こうあからさまにシナリオですよ~台本ですよ~ みたいな話が嫌いなんだろう。

で、マジすか学園を思い出した。AKBがいっぱい出てくるヤンキー学園ドラマ学芸会。「一番になるよ!」ってなんで一番なのかよくわからない。

これは、ものすごいできの良いマジすか学園響け!ユーフォニアムはなんだかそんなふうに思える。

 

※追記

思うに、アニメというものは「引き算」も重要なところがある。過剰な書き込みは素晴らしいが浮き上がらない。見たいものだけを見せることがやりやすい分野だ。カメラマンがやたらボケにこだわるように、カメラで撮る以上いらない要素を消し去るには限界があるが、絵ならやれることは格段に多い。どうもそのあたりやストーリーも含めてコントラストが薄い気がするのだ。ものすごく凝った薄味の料理と言おうか。