昭和ジャンプとコロコロに通じる「漢主義」にはハマらなかったな。
わかる。
ジャンプは借りる程度で読んでいたが、好きだったのは「ウイングマン」と「バスタード」で、実はどちらも少女漫画風味の絵柄である。
吉岡平氏の発言だったかな「萌え絵とは少女漫画の無垢な顔に男性的欲求の肉感を加えたもの」という、まあルーツを見ればまた手塚治虫先生に行き着くのだが、当時のジャンプの網掛け絵の中の洗練度でいけばこの二つはまさにそうだったと思う。
「ドラゴンボール」自体は嫌いというほどではなかったが、前作の「Drスランプ」がやたらウンコ押しで、当時はまだ道端に犬の糞が落ちているのは珍しくなく、それを真似して木の棒で持ち上げて「ウンチ!」とやるもんだから、8時だよ全員集合に代表される下品コントバラエティと同列に思っていて、鳥山明氏は「下品製造機」だと思っていたので嫌っていた。Drスランプは何が面白いのかわからなかった。
「スラムダンク」「ジョジョ」はマガジンに代表される「ヤンキー」マンガカテゴリに入れていたので読みもしなかった。
「こち亀」は読んでいた。